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外ももの張りや固さについて
今回は外ももの張りや固さについての記事になります!
太ももの外側が常に張っている方や気になっている方が多いと思いますが、なぜ張っているのかを理解せず、闇雲にほぐしたり、ストレッチしていても改善はしません。むしろ別の不具合が起こる可能性すらあります。
【外ももの張り、固さで問題になる部分】
写真の通り、大腿筋膜張筋、外側広筋の緊張が問題となります。仮にほぐした時のメリット、デメリットを記載します。
【ほぐした後のメリット】
筋緊張の低下により血流が改善され、硬さ、張り、痛みが一時的に改善することが考えられます。
【ほぐした後のデメリット】
股関節外側部の安定性が損なわれ、トレンデレンブルグ歩行といった異常歩行が出現しそれに伴い、他の部位の硬さや痛みにまで繋がる可能性がある。
【筋肉の硬さには理由がある】
その筋が硬くなるには、硬くならざるを得ない理由があるからです。
大腿筋膜張筋や外側広筋が硬くなる多くのケースでは殿筋群の機能不全が起こり、その代償動作として硬くなっている可能性が考えられます。
※代償動作とは:ある動作や運動が行えなくなった時に、ほかの筋肉の動きで動作を補うこと。
【固い部分をほぐし続けると危険】
緩んだ筋が働けない状態になり、代償的に頑張っていた筋群の支えがなくなり安定性が 損なわれて上記のような異常な歩行が発現する可能性が考えられます。
トレンデレンブルグ歩行:骨盤が歩行周期中の 単脚支持期に遊脚側 に落ち込むこと
デュシェンヌ歩行:体幹が歩行周期中の 単脚支持期に立脚側 に傾くこと
【では緩めるのは悪手なのか?】
緩めること自体は悪手ではなく、緩めた後のフォローが大事ということ。
過剰に緊張している筋を緩めた としても、その後に殿筋群の促通を行なえば 股関節外側部の安定性が損なわれなくて 済むかもしれないからです。
【外ももの筋緊張がある場合の結論】
なぜ固くなっているのかを考えて、外ももの緊張、この引き金となった部分(臀筋の促通)
を最終的にケアするのであれば、緩めることはむしろ合理的とも考えられます。
エクササイズ動画を参考にしてみてください!
【大殿筋上部活性化エクササイズ】
【中殿筋・小殿筋活性化エクササイズ】